夏が近づくと気温が上がり、発汗量が増えていきます。
その結果、脱水症状に陥る人も多数出てきます。
汗をかくことは身体の新陳代謝には欠かせないので、決して悪いことではありません。
しかし、汗をかくシーズンは、適切な水分補給をするようにしなければ、脱水症状を引き起こしてしまいます。
脱水症状になると、血液に含まれる水分が減るので、血液がドロドロになってしまうと言われています。
しかも、血液がドロドロになると、脳や心臓に悪い影響を与え、重大な疾患につながることも少なくありません。
頭痛や吐き気、意識障害などを起こすこともあるので、血液の濃度を一定に保つためにも、水分補給をするようにしましょう。
それでは、人が1日に摂るべき標準的な水分の量は、いったいどのくらいになるでしょうか?
一般的に理想的な水分補給量だと言われているのは、1Lから1.5L程度だそうです。
また、水分と聞くと、ジュースなど糖質を含む飲み物やコーヒーなどのカフェインを含む飲み物を含めて1.5Lと計算してしまう人がいますが、糖質の取りすぎは違う疾患の原因になります。
しかも、カフェインを含む飲み物の場合は、大量に摂取すると利尿作用があるため、1.5Lよりもたくさんの水分補給が必要になる可能性も出てきます。
ですから、水分補給の1.5Lは、できるだけ水やスポーツドリンクのような飲み物を選ぶようにしましょう。
そして、「のどが渇いた」と感じた時には、すでに脱水症状になっている可能性があるので、のどの渇きを感じる前に、少しずつ小分けにして水分補給をするように習慣化することが大切です。